永代使用料とは、お墓を建てるときにその土地を使用する権利のことです。
不動産と異なり、土地を購入するのではなく、その土地を永代にわたって墓地として使用する権利を購入することになります。また、永代使用料の内容や制度は、各霊園の契約内容によって違いますので、契約内容を充分確認しましょう。
墓石の本体、外柵や施工費が一般的な墓石建立の費用とされています。
墓石は、石の種類・産地、デザインによって金額が異なります。外柵については、区画の広さ・石の種類・塔婆立てや石灯篭などの有無やデザインによっても費用が異なってきます。
霊園選びでは、墓石工事の費用についても、十分に相談に応じてくれる霊園を選ぶことも大切になります。
管理費とは、主に霊園内の共有スペースなどを維持するために要する費用です。水道設備、参道整備、駐車場、緑地の手入れ、その他休憩所の管理などに使用されます。
「墓石費用」や「永代使用料」は購入時に支払うだけですが、管理費は毎年支払う義務があります。
亡くなった方をいつも身近に感じたい、見守っていて欲しいという残された方々の気持ちは、ごく自然なものです。
遺骨の一部をご自宅に安置しておける状態(小さな骨壷やメモリアルオブジェなど)や、身につけられる状態(ペンダントやお守り)にして、身近に置いておくことを手元供養といいます。
分骨をして、一部はお墓へ、一部は手元供養に、というケースが多いようです。
天涯孤独で年齢を重ねてくると、お葬式やお墓のことなどを誰に託せばいいのか悩むものです。
その場合「生前契約」という仕組みがあります。
生前契約は、例えば身体の自由を失った状態に陥ったり、自らの意思で物事を決定していくという意思能力を喪失されたり、死亡された後も、後見契約や生前の事務委任に基づき、あらかじめ表示された被支援者の意思に従ってご支援を継続していくというサービスです。
このようなサービスでは、墓地管理から年忌法要まできちんと行ってくれますし、営利を目的としないNPOがサービスを提供していることも多いため、安心して任せることが出来ます。