江戸時代から広く使われている、伝統的な墓石で、現在も日本の墓地の多くは和型墓石です。 一番上に家名などを掘る竿石、次いで上台石、中台石、そして一番下に芝台石といわれる敷石を置いた四段構造(和型四段構造)、あるいは芝台石を置かない三段構造(和型三段構造)が基本構造です。
見た目がモダンで、お墓としての格調も高いことから、最近人気があります。 ガーデニング霊園や西洋風霊園の出現によって登場した墓石ともいえます。 洋型墓石には家名ではなく、「愛」とか「心」といった自分の好きな文字を彫ったり、レリーフをほどこすことも多いです。それがよく似合うのが洋型墓石の特長です。
墓石に適した石には、一般的に3つの条件があります。はじめに「硬さ」です。硬い石は磨くほど光沢が出る特徴があり、美しさは硬さの証明でもあります。次に「水の吸いにくさ」です。石に入り込んだ水は、墓石を内部から風化させます。そして「均一性」。色ムラやキズも劣化の大きな原因となります。
当霊園では、品質チェックを充分に繰り返した、末永く美しい墓石のみをご提供しております。
近年、日本各地を襲った大震災では、墓石の倒壊被害が多発しています。重さのある墓石は、補修作業も容易ではなく、倒壊した場合に破損する可能性もあります。これらにかかる費用は決して少ないものではなく、適切な耐震工法が施されていなければなりません。
デザイン性や彫刻技術は、お墓の印象を大きく左右します。お客様の個々の要望に柔軟に対応できる、高い技術を持った業者選びが必要です。
亡くなった日を命日と呼び、1周忌以降の、故人の亡くなった月日と同じ月日を「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼びます。また、「年忌」「回忌」「年回」ともいいます。
故人が亡くなった翌年の同じ月日のことを祥月命日といい、1周忌法要を行います。この法要では、僧侶にお経を上げてもらい、親戚や故人と関係のあった人たちを招いて行います。
1周忌法要の翌年の満2年目に三回忌法要を行います。そのあとは7年目に七回忌法要、13年目に十三回忌法要、17年目に十七回忌法要、23年目に二十三回忌法要、33年目に三十三回忌法要、50年目に五十回忌法要を行います。
その後は50年ごとに法要を行いますが、一般的には三十三回忌法要で切り上げることが多く、ご先祖様の法要として営まれることが多いようです。
お彼岸とお盆は、お墓参りに訪れる代表的な時期で、霊園・お寺に訪れる方々が増える期間です。
仏教では悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)」といいます
彼岸は西、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む時期は彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。そのため、お彼岸には春彼岸と秋彼岸があります。
それぞれ、春分の日と秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間をいいます。
正式には「盂蘭盆会」といいます。先祖の霊があの世から帰ってきて家族と過ごし、また帰って行くといわれています。
お盆には、家族・親戚・知人が集まってご先祖様の霊を迎えます。また、提灯に火をともしてお墓にお参りをし、灯明をつけて夕方に家族でご先祖を家に向か入れる風習があります。